【世界最低レベル】日本人はなぜ有給を消化できないのか

yukyu-shoka

 

先日、「日本の有給消化率は世界最低レベル」というニュースを見た。

フランスなどが消化率100%であるのに対し、なんと日本は50%。

先進国とよばれる国の中では最下位である。

 

事実、わたし自身も有給はほとんど取らなかった。いや、取れなかったと言ったほうが正しいか。

有給を消化したのは気管支炎で体調を崩してどうしても休まなければならなかったとき。その他は年に1日程度だ。

そのため退職時には20日以上有給が残っていた。

 

なぜ日本では有給消化率がこれほど低いのか。

理由を考えながら、これからどうなってほしいか述べていきたい。

日本で有給消化率が上がらない理由とは

joushi

真っ先に思いつくのは、自分がそうであったように「休めない」ためである。

先ほど述べたが、わたしが有給を取れたのは体調不良で休んだとき。それ以外で自分から「有給取りたいんですけど」などと言えたことはない。

 

人件費を考えると有給が取れない環境にあった

 

予約制のサービス業であったため、思ったよりも予約数が多い日は急に出勤をお願いされて、予約の少ない日を代わりに休みにすることもあったし、有給を取ろうにも常に「人が足りない」状況で、取れる環境になかった。

また、人件費や稼働時間を考えながらシフトを組まなければならなかったため、実際に出勤していない人間のために給料が支払われることで、他のスタッフの稼働時間を削ったりすることにも抵抗があった。

 

「有給を取りたい」なんて言えない人が多い

 

先日みたニュースで伝えられたのは、有給を取ることに罪悪感を感じる人の割合が6割を超えていること。

「他の人は働いているのに、自分だけ有給で休むなんてサボっているみたいで申し訳ない」

インタビューを受けていた男性はこう言っていた。

 

この罪悪感、わたしにもあった。おそらくほとんどの日本人が持ち合わせている感覚だろう。

その罪悪感ゆえに「有給取りたい」などと言えずに、毎日出勤している人も少なからずいる。

 

有給取るくらいなら仕事を進めたい

 

ニュースのインタビューで、ある男性はこう言っていた。

「有給で休んで仕事が溜まるくらいだったら取らなくていい」

 

たしかに道理ではある。

しかし考えてほしい。

有給で1日休んだくらいで終わらなくなる仕事の量を課している会社とはいったい素晴らしい会社なのか。

 

有給を取ることは悪いことではない

yametai

日本人の性格上、遠慮や気遣いをしすぎて自分の思うところを言えない部分は理解できる。

有給を取るときに「周りに悪いなぁ」と思うことも。

 

ただ、有給を取ることは決して悪いことではない。

取って当たり前のことである。

 

「有休なんか取ってないで働け」といわれるのであれば、その人は無能な経営者だ。

有給は誰にでも平等に与えられている権利であるから、本来は無理矢理でも有給を取らせなければいけない。

有給が取れないほど仕事を与え働かせる会社も、取らせてくれない上司も、取りたいと言えない環境も、本来ならばあってはならないことである。

 

有給を取ることは決して悪いことではなく、会社員であるならば自由に使っていい制度である。

だから、有休を取ることに気後れなどしなくていい。

 

有給を取って自分の生活を充実させよう

three people

有給が取りたくなったら取りたいと言えばいい。

許可が下りない会社であるなら、転職を考えてもいいほどである。

そんな会社は遅かれ早かれ長続きしない。

 

おそらく、この先日本でもフリーランスの人が増え、会社という組織に属さない人も増えてくる。

わたし自身、正社員を辞めて依頼があったときにだけ仕事をしているので、体調が悪ければ休むし、旅行に行きたいと思ったらいつだっていける。

そんな働き方をする人も増えてくるだろう。

そうなったときに、時間の使い方が上手くない会社は、人手不足も重なりますます「休めない」会社となる。

 

わたしが以前勤めていた会社も、やっと今年の7月から「有給を半年に1回は取らなければならない」というルールができたそう。

今さらすぎて呆れるし、半年に1回取れたところで1年で2日しか消化できない。

経営理念には「社員の人生を豊かにしたい」というような文言がうたわれているのに、そんな日数で、しかもルールを決めないと有給が消化できない状態で、いったいどう豊かにしろというのか。

 

有給を取ってリフレッシュすることで私生活が充実し、その結果仕事への集中力が高まるのであれば、有給を取ったほうが作業効率もあがる。

社員を大切にできない会社は潰れると本気で思っているので、どうか意識改革が進んで世界有数の有給消化率を誇れる国へとなってほしい。

 

そして有給消化率100%を目指して、社会人のみなさんには、自ら進んで有給を取ってほしい。

まずはそこから、やってみませんか。

 

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