たった1枚の写真を撮ることに、人生をかけたっていい

tree

 

ツイッターでこんな質問をいただいた。

 

 

ふむ。

実はわたしは写真を撮るのは好きだが、カメラオタクではない。

そういうわけでカメラの魅力はそんなに語れない。

ただ、写真を撮るという行為については熱く語れる気がするので、今回はこちらのほうについて語ろうと思う。

なぜわたしが一眼レフに興味を持ったのかは、つい先日書いたこちらの記事を参考にしてほしい。

なぜわたしは写真を撮るのか

2018.08.27

カメラとの出会い

もともと、わたしは写真を撮られるのは苦手である。

理由は単純で、カメラを向けられると緊張するからだ。

つまり自分の容姿に自信がないということ。

だから、高校生くらいのときから、写真を撮られるときにはなるべく目立たない端っこにちょこんと写るようにしていた。

当時は自分カメラを仕事にするだなんて、思ってもいなかったわけである。

しかし縁があって(今となっては不要な縁だったが)写真スタジオに就職し、さらには自ら一眼レフに手を出してしまった。

人生、何がきっかけになるか分からないのである。

単焦点レンズとの出会い

一眼レフを手に入れたものの、はじめは撮影の楽しさなどほとんど感じなかった。

知識不足のため、思い通りの写真が撮れないもどかしさと、カメラを使いこなせない面倒くささから、買ったものの部屋のインテリアになりつつあった。

そんなわたしがなぜ写真に魅せられたのか。

 

それは単焦点レンズという魔法のレンズを手に入れたからである。

きっかけは、ある人のインスタグラムだった。

その人のインスタグラムは花の写真ばかりだったが、そのどれもが美しく、綺麗な玉ボケと生き生きした花たちの表情に心を持っていかれた。

奇しくも、その人が使っていたのはわたしと同じ機種の一眼レフ。

あのときの衝撃は忘れられないだろう。

なぜ、同じカメラを持っているのにこんなにも撮る写真が違うのか。

なぜこんなにも命ある写真を撮れるのか。

 

悔しかった。

わたしが上手く写真が撮れないのはレンズのせいだ、と言い訳をした。

だから、この人の真似をしようと思った。

そして、すぐにその人がおすすめしていた単焦点レンズというものを注文した。

そしてそのレンズが届いた翌日、さっそくバラを撮りに行った。

あのときの感動は今も鮮明に覚えている。

レンズが違うだけで、こんなにも撮れる写真も変わるのか。

なぜこんなにも背景がボケるのか。

ただシャッターを切るだけで玉ボケができるなんて、これは魔法のレンズだ…

あっという間に、単焦点レンズの虜となった。

 

そこから、わたしは写真を撮ることに夢中になった。

被写体は花や風景からポートレートへ。

友人たちの楽しそうな瞬間を撮るのは、たまらなく幸せな気持ちになる。

写真を撮るということ

写真を撮ることの魅力、それは一言でいえば感情を共有できることである。

 

きれいだな

かわいいな

素敵だな

切ないな

 

そう感じた瞬間を、写真という形に残すこと。

そして、その瞬間を誰かに見せたいと思うこと。

これこそが写真の醍醐味だとわたしは思う。

目の前の風景を見て、誰かの笑顔を見て、

「あぁ、この表情をあの人に見せたい」

そう思うと自然と良い写真が撮れるのだ。

 

良い写真が撮りたいからといって、一眼レフを買う必要はまったくない。

今ではスマホでも十分きれいな写真が撮れるし、数百円で買える写ルンですでも、雰囲気のある写真が残せる。

写真の上手い下手は、機材の問題じゃない。

すべては撮るときの、撮り手の気持ち次第である。

スマホであっても、一眼レフであっても、その1枚に気持ちが入っていれば、見る者を惹き付ける魅力は変わらない。

良い写真が撮りたいと思うなら、本当に自分がその瞬間を撮りたいのか考えてほしい。

今だ、と思う瞬間があるならば、迷わずにシャッターを切ってほしい。

たった1枚に人生をかけろ

写真なんてなくても生きていける。

カメラなんてなくても死ぬことはない。

それでもわたしが写真を撮るのは、見せたい人がいるから。

あなたにも、そんな人はいないだろうか。

もしいるのなら、その人のことを考えながらファインダーをのぞいてみよう。

きっと目の前に広がる景色は、今まで見たことのないほど輝いて見えるはずである。

 

あの人に見せるために、たった1枚に人生をかける。

そんな気持ちで撮影してみてはいかがだろうか。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。