社員を大切にできない会社なんて、潰れてしまえばいい

Management Philosophy

経営理念って、何のためにあるのだろうか。

いや、誰のためにあるのだろうか。

社員のため?顧客のため?

 

今でも理解ができないその文章。

会社は何のためにあるのか。

だれが会社を支えているのか。

今でも言える、経営理念という名の駄文

 

勤めていた会社の経営理念は、要約するとこんな感じだった。

社員が人間らしく生きていくために、その人生を支える我が社を成長させ続け、その結果として世の中の暮らしを良くしていこう

文章だけで考えると、もっとも重きを置いているのは社員の生活について。

「会社の発展にかかせない社員を大切にして、もっと会社を、社会を良くしていこう」

そう考えて作られた経営理念だろう。

 

矛盾だらけ、嘘だらけの経営理念

ところが残念なことに、この会社は社員のことなんて大切にしてくれていない。

それどころか月末が近づくと毎月のように

「今月、公休が取れていないので助けてください」

と社内メールが回ってくる。

そのメールの送信先には現場スタッフだけでなく、部長などの上司も含まれている。

 

それなのに、誰も助けてはくれない。

結局「今月は2日しか休めなかった」と言って、翌月も同じことを繰り返す。

 

株主からは優良企業だと思われている矛盾

 

聞くところによると、株主からの評価はとても良いそうだ。

株価は右肩上がり。

業種は「こども写真スタジオ」であるが、少子化で顧客が減っていく中でも業績を伸ばし続けているからだ。

しかし、株主だからこそ知ってほしい。

業績が伸びているのは、社員の残業代があまり出ないからだ。

そして休憩にいけない日でも、休憩の分の給料が自動的に引かれているからだ。

繁忙期は休憩にいけないことが多い。

お昼ごはんはおろか、トイレにだってなかなかいけない。

朝10時から働き、気付けば19時を超えていることもある。

それなのに、給料からは「60分」の休憩分の勤務時間が毎日勝手に引かれている。

 

「社員が人間らしく生きる」とは

 

社員が人間らしく生きていくために、その人生を支える我が社を成長させ続け、その結果として世の中の暮らしを良くしていこう

この経営理念をみていつも思う。

「わたしたち現場スタッフは社員に含まれていないのだろう」

この文章をどう解釈しても、現場スタッフは「人間らしく」働けていない。

現場スタッフは飼い殺しだ。

代わりはいくらでもいると思われている。

きっと経営陣は、社員よりも顧客に満足してもらえれば、それでいいのだろう。

本気で社員のことを思っているのなら年末年始くらい休みにしてくれるはず。

こんなにも予約を詰め込んで「スタッフが足りない」状況を見たら、「もうちょっと予約数減らそう」と思ってくれるはず。

結局「上の人たち」は、売り上げしか気にしていない。

「社員が人間らしく生きていく」日なんて、来るはずがない。

 

社員を大切にできない会社はいっそ経営破綻でもすればいい

 

長くこの会社に勤めている先輩たちは、長時間労働も休憩なしの日々も慣れてしまっていて、今更反抗する気にもならないようだ。

「繁忙期には休憩にいけなくて当たり前」

そういう考えが根付いている。

そして経営陣たちはそろってこう言う。

 

「昔はもっと大変だったんだよ」

 

昔がもっと大変だったなら、今はもっと楽にしようとは思えないのか。

昔の大変さを改善しようとは思わないのか。

売り上げだの予算だのの前に、社員がどんどん辞めていくこの現状を変えようとは思わないのか。

社員を大切にできないなら、いっそ潰れればいい。

会社はお金で成り立っているんじゃない。

人で成り立っている。

それを忘れたら、もうその会社の寿命は長くはないだろう。

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