【有川浩・阪急電車】ちょっと泣けるシーン&胸キュン台詞まとめ

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図書館戦争と阪急電車とレインツリーの国を読み過ぎて、本がぼろぼろになっているはなこ( @honhatomodachi )です!

 

みなさんは有川浩さんの「阪急電車」を読んだことはありますか?

ずっと前に映画化もされている有川浩さんの代表作です。

読んだことのない方に、あらすじ載せておきますね。

 

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった・・・。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車――人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。(幻冬舎文庫裏表紙より)

 

そんな「阪急電車」でちょっと泣ける台詞&名言をご紹介します。

一緒に胸キュンしましょう。そして泣きましょう。

 

タイトルに抜粋文を載せます。それについての解説やら思うところを下に書きます。

そんなスタイルでやっていきます。

注意
読んだことない方、少しネタバレっぽくなってしまうと思いますので、ここから下を読む場合は自己責任でお願いします。

それでは、ハンカチのご準備ができました方から、どうぞご乗車くださいませ。

 

ジョッキでいくなら――今日やろ!

 

まさしーーー!!!!(泣)

と言いたくなる名場面ですね。征志、よくやった。

 

征志がよく行く図書館でいつも見かける気になる女性。ある日偶然にも電車で隣の席に座り話をするも、気になっていたのは自分だけではなかったと気付かされた征志。

去り際に放った彼女の「次会ったときに」という台詞に突き動かされ、電車を降りる彼女を追いかける決意をした名シーンです。

 

次じゃくて今日。勇気を持って追いかけた征志に拍手です。

 

そうよ、あたしは花嫁さんになりたかったのよ、五年も付き合ったあの男の横で。

 

このシーンはかなり泣けます。ハンカチ必須です。

「友達」に彼を寝取られて婚約破棄にいたった翔子。元彼と元友達の結婚式の帰り、小さな女の子に「花嫁さん」と嬉しそうに声をかけられた瞬間、涙が止めどなく溢れてしまいます。

 

人の優しさと弱さにつけ込み、弱い女を演じて男を手に入れた「友達」のたちの悪さ。

誰よりも強く生きて人前で弱みを見せない翔子の性格。

この二人の正反対な性格によって、翔子の悲しみをより深く感じられますね。

強がったって女は女。大好きな人の横で花嫁になることほど幸せなことはないでしょう。

 

相手のいやがることせぇへんとこうと思うのが好きってことちゃうん。

 

年上社会人彼氏と付き合っている女子高校生えっちゃんの台詞。

年上彼氏は「絹」という漢字が読めず、アイロンもかけられません。えっちゃんの友達たちも呆れるほど、頼りない彼氏です。

でも、そんな話をしているえっちゃんは楽しそうで、幸せな恋をしているんだなと周りから見ても分るほど。

 

気に入らないことがあると暴力を振るう彼氏を持ったミサは、えっちゃんの話を盗み聞きして、彼氏と別れることを決意します。

 

ちょっと頑張れ、今頑張れ、俺。

 

彼氏いない歴=年齢(美帆)

彼女いない歴=年齢(圭一)

そんな二人がくっつくシーンです。

女の子の連絡先を初めて聞いた圭一は、噛みながらも告白します。

「別にトモダチじゃなくてもいいけど。むしろトモダチじゃないならそのほうが」

 

圭一、やるやん。あんたはやればできる男だ。

初々しくて見てられない二人ですが、応援したくなる恋の始まりです。

 

そうやって大事にしてくれることに浸ってたかったんや

 

ここも泣けますね。漢字の読めない社会人彼氏と悦子(えっちゃん)のクリスマスデートのシーン。

学校で先生から言われた一言に傷つきながらも、その傷を誰にも言えずに飲み込んでいたことを彼に伝えます。

 

泣きながら話す悦子の髪をなでながら、話を聞いて悦子の心を癒やしてくれる彼氏は、本当に悦子のことを大切にしているんだと伝わってくる場面です。

個人的に最後の会話が大好きなので載せておきます。

 

「でも悦子、大学とか行ってもうたら俺みたいなバカ見捨てられそう。何しろ俺、糸に月やからなー」

「バカでも大好き!」

「フォローになってへんわ、それ」

彼氏は苦笑して悦子を抱きしめた。

 

外で、無造作に、思わず抱きしめたくなるようなこと言うからだよ

 

カップルとなり、はじめての春を迎えた圭一と美帆。

電車の中での他愛ない会話中、美帆の可愛い言動に耐えられなくなった圭一は照れ隠しのためにデコピンしちゃいます。

 

なんだ、この幸せカップルは。

そして美帆の純粋さ、これは国宝級じゃないか。わたしにも分けてほしい。

 

じゃあ、ショウコもがんばる!

 

いじめられていた小学生に話しかけたところ、逆に元気をもらった翔子。

会社を辞めて、元彼と寝取った女と完全に別れをつげたあと、電車で出会った老婦人のすすめで違う町に引っ越します。

そんな中で出会ったいじめられっ子のショウコ。

漢字は分らないけど、同じ名前であることで親しさを感じ、わたしもがんばろうと前向きに決意する場面。

 

小さくても女。狡猾さ、気の強さ、悪意のある笑い声。

だけど本当は泣きたい。そんなときに守ってくれる人がいるありがたみを感じられます。

 

世間一般の規準とはちょっとずれてるらしいのよ、私は

 

この台詞を平然と放つ、時江というおばあちゃん。弟子入りしたいくらいかっこいいおばあちゃんです。

婚約破棄で辛かった翔子を救ったのも、暴力をふるう彼氏との将来に悩まされていたミサを救ったのも、この時江おばあちゃん。

 

ラストシーンで電車内で大声で話すおばちゃん軍団を追い払ってくれたときの爽快感は最高でした。

亡くなったおじいちゃんのことを今でも大切に思っている素敵なおばあちゃん。

いつか会ってみたい登場人物のうちの一人です。

 

いい部屋が見つかるといいね

 

さて、最後です。

一番始めに紹介した征志のその後。

追いかけていった相手(ユキ)も自分のことをロックオンしていたことを知った征志は、ユキに告白して晴れてカップルとなりました。

そしてラストシーン。お互いそういう年齢だから一緒に暮らして、すり合ったところで結婚しないか?

そんな提案にユキが征志の手を握りながら一言、答えました。

 

「いい部屋が見つかるといいね」

 

 

「阪急電車」を読む前に、ハンカチのご用意をお忘れなく。

 

さてみなさま、お楽しみいただけましたでしょうか。

有川浩さんの作品に出てくる女性はみんなそれぞれ、とっても強い心をもっています。ぶれないというか、頑固というか。

でも、その中に必ず「優しさ」があります。

 

この「阪急電車」に登場する女性たちも、心に何かを抱えながらも、それを乗り越えていく強さを持っていて、そこが本当に魅力的だなと思います。

 

もし、1本でも違う電車に乗っていたら。

もし、あの駅で降りていなかったら。

 

彼らの人生はまたちがったものになったはず。

 

電車という日常的な舞台で小さな幸せを見つけていく楽しさ。

もしかしたら、わたしたちにも電車での出会いがあるかもしれません。

だからスマホばかり見ていないで、ちょっとだけ顔を上げて周りを見渡してみませんか。

 

小さな幸せを届けてくれる阪急電車に、いつか大切な人と乗ってみたいな。

そんなことを思いながら本を閉じました。

 

 

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